こんにちは!オンスタ運営。ケイジャニストやまだです!
さて、ダウンロード素材に関するライセンス周りのお話。この記事を読んでくださっている皆さんは、普段いろんな制作物を作ったりする機会が多いと思います。
そんな時、ふと『こんな素材あったらな』と調べたりすることも多いと思います。
そしてそのまま。。。という方はいませんよね。w
絶対いけません。ダウンロード素材にはその発信元の規約に沿って利用する必要があります。プログラムにおけるライブラリに関しても例外ではないのです。
ここではそんなダウンロードして利用する素材に関して、『プログラム』『画像』『フォント』にまつわるよくあるライセンスやチェックしておきたいポイントについてご紹介したいと思います。
それでは行ってみましょう!
プログラムで見かけるライセンス
jQueryプラグインだったり、composer、node.jsのモジュール群。。。これらにも作者がいて、多くの場合、作者がライセンスを提示してくれていることがほとんどです。
あのWordPressでもGPLライセンスというもので配布されています。
これらは作者の方々の善意でもって『使ってね』と配布されているものですので、利用にあたっては必ず守るようにしましょう。
筆者がよく見るライセンスは以下二つです。もちろんこれ以外にもありますが、詳しいことはご自身でしらべていただいた方がよろしいでしょう。
MITライセンス
- ライセンス( 著作権) の表記
- 再配布、商用利用、改変して有料販売OK
- ソース公開の義務なし
- 二次著作物のライセンス変更もOK
jQueryやbootstrapなどのライブラリなど、このライセンスに属しているプログラムはたくさんあります。
ライセンスはライセンスを明記したファイルが同梱されていることがほとんどですので、そちらを参照するようにしましょう。
注意点としては、例えば『jQueryを使って個人が作って配布しているプラグインやライブラリ』といったものの場合、jQUeryはMITライセンスですが、さらにそこから個人が作成しているので配布元が変わるため、規約が変わったりします。プラグインやライブラリを利用する場合は、必ず該当のプラグインやライブラリを確認するようにしましょう。
GPLライセンス
- ライセンス( 著作権) の表記を残して使用できる
- 再配布、商用利用、改変して有料販売OK
- ソースコードの公開義務有り
- 変更したソースもGPLとなる(ライセンスの継承)
WordPress本体、およびテーマやプラグインは基本このライセンスです。公式が推奨しています。(強制ではないので他のライセンス形式のものもあります。)世界でもっとも使われているものです。MITとの違いですが、大きく違うのはGPLライセンスのものを使って作成したものにはライセンスの継承義務があり、GPLライセンスでの再配布となります。大きな違いですので押さえておきたいポイントです。
その他のライセンス
他にもBSDライセンス、apacheライセンス、LGPL(GPLをゆるくしたもの)、GNUなどありますが、こちらに関しては更に複雑になりますので一読してからの使用がおすすめです。
画像素材でのチェックポイント
shutterstockやistockなど、『写真 素材』などのキーワードで調べると非常にたくさんのサイトが検索されます。このような画像素材に関しては配布元の規約に準じましょう。とくにこのような写真素材の場合、成果物の範囲まで指定がある場合がありますので、要注意です。
また、よくあるのが写真素材に写り込んでいる実在する看板などです。こちらも意匠がありますので基本的に利用できないので、もし利用する写真素材にそれがうつっているようでしたら特定できないよう配慮することも重要です。なんといっても難しいのは人物写真です。こちらも非常に繊細ですので必ず素材の配布元の規約に則っているかチェックしながら利用するようにしましょう。
フォント
通常フォントを利用する場合、各フォント会社が提示しているライセンスを準じるようにしましょう。昨今のwebではwebフォントという形で提供している無償フォントがあります(google font)。
これに関しても配信元でライセンスにまつわるリンクがあるはずですので必ずそこを確認しましょう。
制作された素材
制作素材にもライセンスがあります。音楽や動画、イラストやイメージ写真など多岐に渡ります。
もちろんこちらも配信元の規約をよく読んでつかう必要がありますが、複雑なライセンスを少しでも簡略化したいということで、以下のようなライセンスがあったりします。
決められた規格ですので、こちらのライセンスの表記の場合、意味を知っておくだけでもだいぶ変わるため、覚えておいて損はないといえるでしょう。
CC(クリエイティヴ・コモンズ・ライセンス)
日本版公式
https://creativecommons.jp/licenses/
共通の表記記号を設け、それを表記することで理解を促すものです。
実はこのクリエイティブコモンズライセンス、あの有名な初音ミクなどもこのライセンスだったりします。
http://piapro.net/intl/en_for_creators.html
興味がある人は是非調べて覚えておくとよいでしょう。
まとめ
ここまで簡単ですが、ライセンスや規約に関して紹介してきました。みなさんもこの辺りに関してよく知っておくことで、正しく素材を利用することが可能です。是非覚えてみてくださいねー!
以上、ケイジャニストでした!
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