WordPressは様々なテーマやプラグインをインストールすることができます。とても便利なCMSですが、その中でも慎重にインストールしなければならないのがプラグインです。プラグインは便利そうなものが多く、全てインストールすればいいのでは?と思っている方もいますが、あれもこれも入れてしまうとメンテナンスが不可能になってしまいます。
そこで今回は、WordPress運用に必要なプラグインだけを紹介するので、これから導入を考えている方は参考にしてみてください。
そもそもWordPressのプラグインはいくつインストールすべきか
そもそもWordPressのプラグインは、ネットなどで調べると膨大な数を紹介しているものもあるので、初心者にとってはどれを信用したらいいのか悩むこともあるかと思います。
では、具体的にどのくらいの数を導入すればいいのかですが、特殊なサイトではない限り15本以下で十分です。それ以上インストールしてしまうと、表示速度が遅くなる、メンテナンスがしにくくなるなどのトラブルに繋がります。
これからWordPressを始める方は、インストールしすぎないように気を付けましょう。
プラグインのインストールで注意すべきポイント
プラグインは、インストールする数を注意しなければなりませんが、他にも知っておきたい注意点が大きく分けると3つあります。快適にWordPressを使用するためにも、ここでは3つの注意点を詳しく説明していきます。
① プラグインはまとめて有効化しない事
サイトに必要なプラグインが決まったら、次のステップとしてインストール作業に移る場合が多いですが、プラグインのインストールはできる限り慎重に行ってください。中にはプラグインをまとめてインストールする方がいますが、まとめるとプラグイン同士が妨害し合ってサイトに悪影響を与えてしまうことがあります。
同時にインストールしてしまうと、どのプラグインが原因でバグが発生したのか分からなくなることがあるので、効率よくサイトを作り上げていくためにもプラグインは一つひとつ丁寧にインストールしていくよう心掛けましょう。
② プラグインのバージョンに注意する
プラグインのインストール画面には、必ず記載されているものがあります。それが最終更新日やバージョンの互換性などです。このことから分かる内容としては、アップデート日と現在のバージョンで動作確認がされているかの2つポイントです。
例えば、最終更新日が何年も前の場合は、アップデートがされておらず、不安要素が強いプラグインと言うことが分かります。逆に数日前など新しい表示になっている場合は、アップデートが頻繁にされているという証拠になり、安心にも繋がります。
WordPressはいろんなプラグインを自由にインストールすることができますが、しっかりと見極められる力も必要です。トラブルに巻き込まれないためにも、自分自身で調べて問題がないか確認してからインストール作業に移りましょう。
③ セキュリティ面を考える
WordPressはオープンソースであることを忘れてはいけません。オープンソースと言うことは、誰でもプラグインの開発が可能だということです。
そのため、このポイントで考えなければならないのがセキュリティ面です。基本的に悪質な開発者はそれほど多くありませんが、中にはプラグインを有効化した時点で大きなトラブルが発生したり、ログイン情報が抜き取られてしまったりするトラブルが発生することもあります。
セキュリティ面を見極める方法としてまず大切なのが、評価をチェックすることです。評価が低いということは、インストールして後悔した方が多いということです。また、評価がないものは利用者が少ないということになるのでインストールの際は注意が必要になります。
その他にもプラグインのバージョンが1.0のものも注意が必要です。バージョンが1.0だということは、リリースされて間もないことを表します。必ずしも信頼性が高いとは言えないので注意しましょう。
WordPressを使用する上でセキュリティ面は必ず注意しなければなりません。セキュリティについてもっと詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
WordPressの運用にオススメのプラグイン
WordPressの運用にオススメのプラグインは大きく分けると11個あります。プラグインのインストールで悩んでいる方は、これから紹介する内容を参考にしてください。
Google XML Sitemaps
サイト全体の構成を分かりやすく伝えるためには、サイトマップが必要です。SEO対策にも欠かせない便利なツールとなっているため、多くの方がGoogle XML Sitemapsを導入しています。サイトを効率よく更新していくためにも便利なツールとなっているため、サイトマップの作成を簡単にしたいと思っている方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。
All in One SEO Pack
多くのサイトが、集客するにあたってSEO対策を実施しています。集客にはメタタイトルやメタディスクリプション、canonical、noindexなどの設定を行う必要がありますが、全て設定を行うのは手間がかかります。そこで便利となるプラグインがAll in One SEO Packです。SEOに最適化されたテーマでは不要になるプラグインではありますが、最適化されていないテーマを選択した場合、All in One SEO Packのプラグインを活用することで効率よくサイトを作成できるのでオススメです。
また、ソースコードの編集をすることなくSEO対策ができるメリットもあるので、初心者でも集客を目指すことができます。
Broken Link Checker
運営するサイトのスタイルはそれぞれ異なります。その中でも特に他サイトを紹介することが多い場合に導入したいのがBroken Link Checkerです。
例えば、紹介しているサイトがなくなってしまったり、URLの変更がされたりした場合にはリンク切れが発生します。放置してしまうと、せっかくサイトに訪問してくれても必要な情報を提供することができません。なるべく早めに修正したいと思っている方が多いと思いますが、Broken Link Checkerがあればリンク切れが発生した際、すぐに通知してくれます。
EWWW Image Optimizer
サイトやブログに画像を挿入したい場合、できる限り圧縮して容量を小さくしたいと思っている方が多いのではないでしょうか。そんな時に便利なプラグインがEWWW Image Optimizerです。自動的に画像を圧縮できるのでオススメです。
TinyMCE Advanced
WordPressにはVisualとTextがありますが、その中でもVisualで編集する方にオススメのプラグインがTinyMCE Advancedです。このプラグインは簡単に説明するとボタンを追加できる機能を持っています。ボタンを使用しながら効率よく作業したい方はインストールしてみてはいかがでしょうか。
AddQuicktag
AddQuicktagは、Textで編集する際に予め好きなボタンを追加できるプラグインです。例えば記事執筆の際に、定型文などを予めボタンとして準備しておくと、ボタン一つで編集ができるなど負担を大きく軽減させられます。
AKismet
AKismetは、デフォルトプラグインとなっており、アカウントに登録するだけで利用可能です。機能としては、スパムコメントなどの被害に遭わないために、自動的に削除や通知をしてくれます。セキュリティ対策をやっておきたい方は導入したいプラグインです。
Contact Form 7
サイトにはお問い合わせフォームが必要不可欠です。しかし、自分自身で一から作成するのは面倒に思う方が多いでしょう。そんな時に役立ってくれるのがContact Form 7というプラグインです。インストールすることでお問い合わせフォームを簡単に設置できます。初心者でも扱いやすくなっているので、オススメプラグインの1つです。
WordPress Popular Posts
サイト記事の中で閲覧数が多いものは、できる限りトップ表示させたいと思っている方が多いのではないでしょうか。WordPress Popular Postsのプラグインがあれば、PVカウントをし、人気記事を簡単に表示させることができます。もっと多くの人にサイトのことを知ってもらいたい方にオススメのプラグインとなっています。
まとめ
今回紹介したのは特に人気の高いプラグインになります。他にも便利なプラグインは数多く存在しています。便利だからと言ってたくさん入れる方がいますが、全てインストールしてしまうとトラブルが発生する元となるため、見極めながら本当に必要なプラグインだけを活用しましょう。
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